【ウイスキー初心者】白州(はくしゅう)ウイスキーの味と特徴を解説!日本が世界に誇るジャパニースウイスキー | THE BAR-ザ・バー-

日本の4大ウイスキーとも呼ばれるサントリーウイスキーの『白州(はくしゅう』

近年では外国人からも莫大な人気を誇り入手困難のウイスキーとして知っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんなジャパニーズウイスキーとして知られている『白州(はくしゅう』の味や特徴についてご紹介していきます。

ジャパニーズウィスキー白州は白州蒸溜所で作られている!

引用:サントリー公式HP

山梨県白州町にある白州蒸溜所で熟成されるモルト原酒のみでつくられたシングルモルトウイスキーの呼名の事です。

南アルプスの山々の麓、標高約700メートルの澄みわたる大気と約82万平方メートルもの広大な森に包まれて、四季折々の自然に囲まれる白州蒸溜所で作られているウイスキーです!

日本人のみならず、今や世界のウイスキー好きから品薄で入手困難になるほど販売数が伸び、世界各国で愛されています。

世界で愛される白州ウイスキーは、熟練されたウイスキー職人の腕もさる事ながら、自然の恩恵にあります。

南アルプスの山々に降りそそぐ雨や雪を、南アルプスの山々のふかふかに育んだ土壌が取り込み、花崗岩層でできた天然の濾過装置をくぐり抜けながら湧き出るミネラル豊富な水に緑豊かな森の双方がある事で、世界で愛される白州ウィスキーが完成します!

白州(はくしゅう)生んだ佐治敬三とは?

引用:サントリー公式HP

白州蒸溜所を作ったのは、サントリー創業者・鳥井信治郎の息子で、二代目マスターブレンダーの佐治敬三です。

彼は『山崎』というジャパニーズウイスキーとは個性の違うウィスキーを作りたいと考え、日本で初めてウイスキーづくりを始めてから、ちょうど50年を迎えた1973年。豊かな自然のある白州蒸溜所は完成しました。

サントリーウイスキーといえば今や『山崎』と『白州』が有名になり、原酒不足で生産中止となる銘柄が出るほど大人気ですが、『余市』や『富士山麓』など多数のジャパニーズウイスキーも生産しています!

白州蒸溜所を含めサントリーのウィスキー蒸溜所は見学が可能となっていますので、ウィスキーの製造工程を見た後は隣接するバーでウィスキーを飲むと、より美味しく楽しめるのでオススメです。

白州のこだわりは水

白州蒸溜所を創った佐治敬三が最初から最後までこだわり続けたものは『水』です。

白州蒸溜所で使われているのは、南アルプスの山々に磨かれた地下天然水。

ミネラルバランスのよい軟水で、香り立ちがよくスッキリした「白州」の味わいの源です。

その水を使って生まれたさまざまな香味の原酒を、ブレンダーは自らの経験と繊細な感性を頼りに、絶妙なバランスでブレンド。

シングルモルトウイスキー「白州」として、ひとつの香味にまとめあげ、清々しさの中にも奥深さを感じる、「白州」独特の味わいが生まれるのです。

そのブレンドされた原酒を多彩な味わいを生み出す為に、白州の為だけに作られた形や大きさがそれぞれ違う蒸留釜に入れ蒸溜します。

蒸溜が終わると、バーレル、ホッグズヘッドなどの様々な樽にに詰め、白州の四季が巡る間何度も熟成させ寝かせる事で、こだわりを感じるジャパニーズウイスキー白州は完成するのです。

白州味わいを解説!みずみずしい香りが人気

そんなジャパニーズウイスキーの白州ですが、一体どんな味わいをしているのでしょうか?

ジャパニーズウイスキーの味わいも合わせて解説していきます。

ジャパニーズウイスキーの味わいはカラメルのような甘い香り

ジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーを手本にしながらも、最初はスモーキーな香りや味わいが受け入れられませんでした。

そこで、多くの日本人の好みに合わせて様々な試行錯誤や改良を加え、現在は日本人が好むウィスキーのほとんどはスモーキーフレーバーは抑えめな作りとなっています。

ジャパニーズウイスキーで最も流通しているのはモルトとグレーンのブレンデッドです。

そのウイスキーのブレンド方法や性質の特殊性に、日本酒のように水にこだわった作り手が多く、一つの蒸溜所でスモーキーなシングルモルトとスムースな味わいのブレンデッドが作られているという二面性が国産ウイスキー最大の特徴と言えます。

ジャパニーズウイスキーの味わいは、ブレンデッドウイスキーもシングルモルトウイスキーにもカラメルのような甘い香りがあり、また加水する事で、ウィスキー独特の苦味が和らぎ、甘くなるように作られています。

白州の味わいはみずみずしい香り

引用:サントリー公式HP

白州は「みずみずしい香りと若草のような軽快な味わい」が特徴的です。

多彩な原酒の中から、ブレンダーたちが理想のモルトを選び抜いて生まれた「森香る」ウイスキーはスムースかつ爽快な口当たりですが、後からピートからくる上品なスモーキーフレーバーが鼻腔をくすぐります。

白州のボトルの色からも連想できるでしょうが、白州には下記のような味わいも非常に特徴的です。

  • すだち
  • ミントの香り
  • 早摘みの青リンゴ
  • 洋ナシ
  • 新茶の若葉

一口目はシンプルかと思わせながらも、何度も口に含むと複雑に絡み合う香味・心地よく奥行きのある余韻を感じる事ができるウィスキーです。

白州の評価は国際的にも高い

白州ウィスキーは日本で発売以降、日本のウィスキー好きから絶大な人気を誇っています。

そして、イギリスの世界的に権威のある酒類コンペティション第21回インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2016のウィスキー部門 において、シングルモルトウイスキー「白州18年」「白州25年」金賞を受賞しました。

アメリカ最大の酒類コンペティション「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SWSC)2016でも、「白州12年(休売中)」と「白州18年」がアザーウイスキーカテゴリーで最優秀金賞を受賞。

森の蒸溜所で職人たちが丹精込めてつくっている白州が、国際的に高い評価を受けています。

ジャパニーズウイスキー白州をより美味しく飲むおすすめの飲み方

そんな世界でも人気の白州を美味しく飲む飲み方を3つ紹介していきます。

是非、白州を美味しく飲んでみたいという人は参考にしてみてください!

白州ハイボール

「森香るハイボール」のキャッチコピーのもとにサントリーの公式でも推奨されてる飲み方です。

爽やかな香りを持つ白州はソーダとの相性が抜群。

飲み口は軽やか、炭酸で香りも弾けてみずみずしいフルーツのようなニュアンスも出てきますし、ウィスキーは苦手だけど飲んでみたい!という人にもオススメです。

今では飲食店でもメニューにある場合があるので見つけた際は注文してみてください。

白州ハイボールを自宅で作る場合は「白州1に対して炭酸2ほどの少し濃い目の分量」で作るのがオススメです。

少し濃い目の分量ですと、爽やかさと飲みごたえがうまくマッチします!

グレンリベットやデュワーズのような軽めのウイスキーで作るハイボールが好きだという方には特におすすめです。

レモンを加えたり仕上げに、ミントの葉を乗せたりと少々のアレンジを施しても美味しいですよ!

白州水割り

水割りは「リラックスして飲むお酒」という印象があります。

そんなイメージにピッタリなのが、この白州の水割りです。

加水によって香りが開き、甘さもほどよく、余韻も膨よかになります。

自分の好みで水の割合を変えてみるのも楽しみ方の一つです。

森のせせらぎを思わせる涼しげでクリーンな風味は都会の喧騒に疲れ、リラクゼーションを求める人にオススメです。

ハイボールと同じく食事にもよく合います。

さすがこの辺りは日本のウイスキーですね。

ウイスキーとしては珍しく魚料理にもよく合うので、和食に合わせるにはもってこい飲み方だと言えますね。

水割りを作る際にお試しいただきたいのが「サントリー天然水 南アルプス」との組み合わせ。

水割りに使う水は、ウイスキーの仕込み水に近い産地のものがよいとされていますが、この水はその条件にもっとも近く、かつ入手も容易です。

白州と自然に調和し均整の取れた味わいとなります。

白州ウイスキーミスト

クラッシュドアイスを入れたグラスに白州を注ぎ軽く混ぜてサラッと飲む飲み方です!

そうすることで白州の清々しい風味を軽やかに楽しむことができます。

まさに森のミスト(霧)を吸い込むかのごとく体験。

涼しげで爽やかさを感じるこの飲み方は夏の暑い時にもピッタリです。

ウイスキーの飲み方としては少しマイナーなのですが、「少し変わった飲み方をしたいけれど、ウィスキーの香りはそのままにしたい!」そんな方にオススメです。

是非白州を使って試していただきたいと思います。

ちなみにクラッシュドアイスは自分で氷を叩いて作ってもいいのですが、専用の道具を使うと簡単に作ることができますし、今はコンビニにも置いてあるので簡単に手に入りますよ!

白州のラインナップ3種類を紹介!

白州には以下3つのラインナップがあります。

「白州を買ってみたいけどどれが良いんだろう?」

「ウイスキーを買うのは初めてで、どのラインナップがおすすめか知りたい!」

ぜひ、そんな人は参考にしてみてください!

白州ノンエイジの特徴や味

引用:サントリー公式HP

香りは青リンゴや洋梨のような爽やかなフルーティ感。

ほんのりとバニラの香りと森の落ち着いた香りが漂うのが特徴的です!

味は、しっかりとしたフルーティな味わいと若干のピート。

ほのかな酸味と、ノンエイジ特有の若さから来るアルコールの刺激を感じることができます。

余韻はさっぱりとしたバニラの味わいが短く残り、ハイボールにすると、バニラとフルーツの爽やかな甘みが感じられます!

邪魔なアルコール感がなくとても美味しいです。これでノンエイジだとは思えないクオリティの高さです。

白州18年の特徴や味

引用:サントリー公式HP

酒齢18年を超える、長期熟成モルトを厳選して使用した「白州18年」は、洗練されたさやかな香りを持っているエレガントな味わいが特徴的です!

香りはミントやメンソールを思わせるフレイバーが強く現れており、飲み口は、驚く程柔らかく、香りで強く感じたミントの様な香りよりも、ウッディ感が強く現れます。

青リンゴ、洋梨の様な爽やかな酸味や甘みと共に、シロップの様な甘さが鼻へと抜けていきます。

余韻は、心地よい甘みとウッディ感が長く続きます。

白州25年の特徴や味

引用:サントリー公式HP

白州が育んだ貴重なモルト原酒の中から酒齢25年を超えるクリーミーで、長期熟成モルト原酒をヴァッティングして作られた珠玉の逸品です。

最大の特徴はオーク樽の他にシェリー樽の原酒をキーとしている点や赤みがかった褐色がそれを裏付けしています。

18年の風味が更に深まり、さらに果実感が備わった芳醇壮麗な香味、長い余韻が特徴的なボトルです。

バニラのクリーミーな香りやナッツの香ばしさ、ほのかなスモーキーフレーバー。

味わいは熟したマンゴー、熟れた柿、レーズン、そして最後に青リンゴや洋ナシ、白州らしい森の香り、そして全体を大きく包み込む雄大な樽香が余韻として続きます。

まとめ

白州ウイスキーについて解説していきましたが、いかがだったでしょうか?

ストレートに飲む以外もハイボールにしたり、水割りにしたり様々な飲み方があります。

ぜひ、初めて白州の白州を楽しんでみてください!

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