皆さんはウイスキーに含まれている成分をご存じでしょうか?
実はウイスキーには、意外と知られていない『ポリフェノール』がたくさん含まれています。
『ポリフェノール』と聞くと、「体に良さそう」と感じる方もいると思いますが、それと同時に「具体的にどのような効果があるの?」と疑問を感じる方もいるでしょう!
今回は、そんな方の為に、ウイスキーに含まれるポリフェノールのことについて調べてみました!!
ウイスキーに含まれるポリフェノールとは?
『ポリフェノール』とは具体的にどういうものなのでしょうか。
実は『ポリフェノール』は、栄養成分のことではなく、植物に含まれる有機物のことを指し、天然物質の色素や成分などの総称を『ポリフェノール』と言います。
皆さん『ポリフェノール』って聞くと思い出すような飲み物ってありますか?
正解はワインですね。
特に赤ワインには多量に含まれいています!!
また、一息にポリフェノールと言っても、カテキンやタンニン、フラボノイド、アントシアニンなど、色々な成分もまた『ポリフェノール』と呼びますので、一概にこの成分が『ポリフェノール』とはいえないのです!
また、ワインに使われるブドウに多くポリフェノールが含まれています。
赤ワイン以外にもチョコレートや、緑茶などにもポリフェノールは多くに含まれています。
では、その『ポリフェノール』は、一体どのような効果が期待できるのでしょうか?
それは、抗酸化物質と呼ばれる成分が、体の活性酸素を除去してくれる効果があるのです!
物凄く簡単に言うと、体を老化させるような成分をやっつけてくれるのです。
この抗酸化物質の代表格で、王様と言えるのが『ポリフェノール』と言われています。
また、抗酸化作用の強いポリフェノールは、老化予防のために活性酸を除去するだけでなく、血行を改善してくれたり、生活習慣病の予防をする働きをしたり、コレステロール値を下げてくれたり、体には良いことばかりの成分なのです。
そして、この体にとても良い、『ポリフェノール』は、ワインやチョコレートだけでなく、『ウイスキー』にも含まれいてるのです。
ウイスキーは、製造過程でオークの樽に長期熟成させますが、その時にオーク樽からポリフェノールがウイスキーに溶け込んでいきます。
その含有量は熟成期間が長ければ、長いほど多くなります。
まさに副産物とも言えるようなもので、ウイスキーにはポリフェノールが多く含まれます。
また、熟成期間によっては、ポリフェノールの含有量が赤ワインを凌駕するものだと言われており、ウイスキーに含まれているポリフェノールは赤ワインのものよりも、より純度の高い強力なものが含まれていると言われています。
その強力だと言われている中でも、最も注目されているのが『抗酸化エラグ酸』と呼ばれるものです。
いかにも強さそうな名前ですが、その名前から感じられる通り、抗酸化エラグ酸はポリフェノールの中でも、特に抗酸化作用が強いとされており、がんの予防にも効果があるとされています。
もちろん、ウイスキーにも抗酸化エラグ酸が含まれており、その量は赤ワインよりも多いとされています。
また、抗酸化エラグ酸には、美肌効果もあるとされているので、美容業界からも注目されている成分となります。
ポリフェノールの効果
ここまで説明すると、「ポリフェノールって効果がありそう!」と感じてくれた方もいらっしゃると思います。
では、実際には『ポリフェノール』はどのような効果があるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
視力低下を予防してくれる
まずは、『ポリフェノール』には、視力低下を予防する効果があると言われています。
よくブドウやブルーベリーが目に良いと聞いたことがあると思いますが、同じような効果を期待することができます。
『ポリフェノール』成分の中に、アントシアニンという成分があります。
このアントシアニンという成分が網膜に存在するロドプシンというたんぱく質の再合成を促すことによって目の疲れの改善など、目の機能改善に期待ができると言われています。
美肌効果
続いての効果が期待されのは、『美肌効果』です。ウイスキーが美肌効果??というのは、いささかイメージがし辛いところではありますが、ポリフェノール成分に含まれるカカオポリフェノールには、先述した通り抗酸化作用があり、老化を食い止めると共に、活性酸素を除去し肌のダメージを保護します。
しみやそばかすなどの原因は紫外線による活性酸素ですから、このカカオポリフェノールの成分がいかに大事か分かると思います。
美肌効果を期待される方、お酒を飲まれる時は、是非ウイスキーにしましょう!
血圧低下に期待
先ほどもお話した「カカオポリフェノール」ですが、実は美肌効果以外にもまだ別の効果があります。
それは、血管を広げる作用があることです。
血管に炎症があったりすると、血管が狭くなり、血液の流れが悪くなりますが、そんなときは、カカオポリフェノールを含むものを食べるといいかもしれません。
カカオポリフェノールには、摂取すると血管の炎症を軽くしたり、血管を広げたりする作用がありますので、血圧の低下されている方にも良い方向に作用することがあります。
ウイスキーはお酒なので、体に持病があったりする方は大量に摂取しては駄目ですが、健康な方で低血圧に悩まされている方は、適量で試されてみるのも良いかもしれません。
まとめ
皆さんいかがでしたしょうか?
ウイスキーが体に良い成分が入っていると誰も思っていなかったと思うのですが、調べてみると、意外や意外にウイスキーには多くのポリフェノールが含まれていることが分かり、幾分体に良いことも分かってきました。
また、ポリフェノールというと、ワイン、特に赤ワインのイメージがありましたが、場合によっては熟成されたウイスキーであれば、ポリフェノールの摂取量はウイスキーの方が多いということで、実はウイスキーは健康的な飲み物だったのですね。
ウイスキーは、どちらかというと以前までは「渋いおじさんの飲み物」というイメージでしたが、「肌に良い」などの健康志向のイメージがつくと、今後は一気に女性もウイスキーを飲むようになるかもしれませんね。
お酒は百薬の長とも言いますが、今回はその根拠を科学的に示してみました。適量であれば、体に薬になるおウイスキー!皆さんも、少し体のことを思いながらウイスキーを飲んでみると、少し違った感覚で飲めるかもしれませんね。