カクテルの王様、マティーニ。ジンとベルモットがステアされただけのに、これほど逸話と伝説に満ちているカクテルはない。ベースはドライ・ジン。1769年、ロンドンで生まれたゴードンは、今なお伝統的な処方で製造されている正統派のロンドン・ジンである。作家、開高健は、「何百種類とあるカクテルの中で、飲んで飲み飽きないのはドライマティーニだけで、音がするくらいに冷えきった、澄みきった、黄昏にすするその一杯はまさに傑作といいたい。」と綴っている。
ドライ マティーニ(Martini (Dry)) Barの美学 [barism; バーイズム]
カクテル・ベース: ジン、テイスト: 辛口、アルコール度数: 35度、TPO: プレ・ディナー・カクテル
【レシピ】
・ドライ・ジン…4/5
・ドライ・ベルモット…1/5
ミキシング・グラスに材料と氷を入れてステアし、カクテル・グラスに注ぎ、レモン・ピールを絞りかける。好みでカクテル・ピンに刺したオリーブを飾る。
【お酒にまつわる名言】
(バーナード・モントゴメリー将軍の言葉に対して)
「私はたっぷり飲み、少しだけ眠り、次々と葉巻を吸う。それが私が200%完璧でいられる理由だ。」
ウィンストン・チャーチル
“I drink a great deal. I sleep a little, and I smoke cigar after cigar. That is why I am in two-hundred-percent form.”
Winston Leonard Spencer-Churchill
●Barの美学 [barism; バーイズム]
バーの扉の向こう側には違う時間が流れ、カウンターを隔てて、バーテンダーが客と向き合い至福の一杯を紡ぎ出す。そんなオーセンティック・バーの魅力をご紹介する[barism; バーイズム]。“Barの美学”は、バーテンダーの流れる様な無駄のない所作、グラスの輝き、カクテルの美しさ、澄んだ氷の音、バーにある美を紹介します。
(参考文献)
NBAオフィシャル・カクテルブック/日本バーテンダー協会(著)(柴田書店)
開高健全ノンフィクション VOL 4 孔雀の舌/開高 健(著)(文藝春秋)
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